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ジャンパー膝
ジャンパー膝とは名前が示すごとく、バレーボールやバスケットボールなどでジャンプや着地動作を頻繁に行ったり、サッカーのキック
動作やダッシュなどの走る動作を繰り返したりするスポーツに多くみられる、オーバーユースに起因する膝のスポーツ障害です。
原因としては大腿四頭筋の柔軟性低下が要因の1つに挙げられます。
特に成長期の長身選手は、骨の成長に筋肉の成長が追いつかず、相対的筋短縮(筋肉が硬い)状態を招いた結果、そのストレスが末梢の
膝蓋骨周辺に蓄積するために起こる慢性・疲労性障害です。
ジャンプやダッシュなどによる膝関節の屈伸動作を頻繁に、かつ長時間にわたって行う場合、膝伸展機構(大腿四頭筋が引っ張られるこ
とで膝蓋骨、膝蓋靭帯、脛骨粗面にまで牽引力が加わる)に過度な牽引力が繰り返し加わることで、膝蓋骨周辺に微細損傷を引き起こし
ます。
ジャンパー膝での典型的な自発痛と圧痛部位は、下の図の1~3で示すとおりです。
①、膝蓋骨下端から膝蓋腱付着部(約70%)
②、膝蓋骨上端から大腿四頭筋腱付着部(約20%)
③、膝蓋腱中央から脛骨粗面付着部(約10%)
ジャンパー膝で一番多く見られる痛みの箇所は①の部位です
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